楊阿朵(ヤン・アードゥオ)は幼い頃から、母・羅金花(ルオ・ジンホワ)が営む「欲仙館」に決して近づくなと言われてきた。女性客だけを招く、謎めいたマッサージ店。彼女は母の言いつけを守ってきた。だが、半年で八人——連れてきた恋人が、その夜ごと消えていった。残るのは、別れを告げる一通のメッセージだけ。そして九人目の恋人・林澈も、母に酒を飲まされ、欲仙館の中へ消えた。
阿朵は客に変装し、眠り薬を盛り、鍵を盗み、禁じられた裏庭へと踏み込む。そこで彼女が見つけたのは、土の中から出てきた八着の男物の服。そして密室の奥に待っていたのは、あまりにも残酷な真実。彼女の恋人はどこへ消えたのか。母は何を隠しているのか。明かされるのは、九人目の男の命をめぐる、血の匂いのする秘密。真実を知った彼女に、もう後戻りはできない。